2012年5月3日木曜日

膝の打撲


2. 症状・病態
 多くは、膝蓋部(膝のおさら)に皮下出血と腫れが出現し、膝の曲げ伸ばしや歩行時の痛み、打撲箇所の圧痛などが起こります。これは、膝蓋骨を覆う大腿四頭筋腱や膝蓋靱帯、滑液胞(膝蓋骨や大腿四頭筋腱の滑動性を高める潤滑組織)、皮下組織、骨膜などを損傷するためで、無理に膝を動かすと損傷箇所の傷口が広がり症状が後から悪化することもあります。また、打撲の衝撃により膝蓋骨骨折や関節軟骨の損傷、十字靱帯の損傷、関節水腫(膝に水が溜まる状態)などを合併することもあり、自己判断せず専門家の診察を受けることが大切です。


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※ 膝の打撲により合併する可能性のある傷病
 膝蓋骨骨折・不全骨折(ひび)、脛骨顆間隆起骨折、大腿骨顆部骨折・顆上骨折、膝蓋軟骨損傷・膝蓋軟骨分離症、半月板損傷、膝関節軟骨損傷、十字靱帯損傷、膝蓋腱損傷、膝蓋部滑液包炎 など


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3. 応急処置
 打撲箇所を包帯などで固定し、アイスパックや冷湿布で冷やしてください。固定に際しては、膝蓋部に綿花やラバーなどのクッションをあてて、しっかり圧迫固定をすると良いでしょう。また、膝を深く曲げる動作を避けるようにしてください。
 創傷(主に切り傷や擦過傷)を合併することが多く、その場合創面の消毒やガーゼによる被覆も行ってください。


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 膝部挫傷
 膝立ちや膝を突いて作業をする習慣のある場合に膝蓋部(膝のおさらの部分)やその周囲の組織が挫滅して炎症を起こすことがあります。このような状態を膝部挫傷といいます。

1. 症状
 膝蓋部もしくは膝下部の腫れ、水腫形成、圧痛、場合によって同部の発赤、疼痛、膝屈曲時痛などが見られる。また、慢性例では、膝蓋部や膝下部の皮膚の角質化や肥厚、色素沈着、皮下硬結の触知などが起こります。


2. 応急処置
 急性のものでは、湿布などによる患部の冷却・消炎を施し、クッション性のパットや綿花などで圧迫固定をすると良いでしょう。慢性的なものでは、膝あてなど膝蓋部を保護するクッションを内臓したサポーターをしてください。尚、擦過傷などの外傷を伴う場合は、消毒などの創面の処置を行ってください。また、この様な外傷を伴う場合は、蜂窩織炎などの急性化膿性炎症に至ることがあるので速やかに専門医に相談してください。
 



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